271:とある複製の妹達支援[saga]
2011/01/29(土) 12:15:06.64 ID:588OCXfAo
上条「あのー、御坂さん?」オロオロ
美琴「――ゴメン、何も言わないで」
上条「いや、でもこの状態は」
美琴「今、情けないやら恥ずかしいやらで、死にそうなの。……お願いだから、ね?」
お願いされてしまったが、どうしよう? と上条は頭の裏に感じる、女性特有の柔らかさを意識の外に追い出しながら考える。
というか、この体勢は自分の方が、嬉しいやら恥ずかしいやらで大変なのだが。
――いかん、追い出せてない。
上条「あーその、何ていうか……あの電撃は、わざとじゃないんだろ?」
美琴「わざとじゃないなら許されるってもんでもないでしょ……?」
上条「でも、俺は許すぞ?」
美琴「…………何で、そんなに優しいのよ」
上条「友達なんだろ? このぐらいの事でいちいち腹立てたりしねーよ」
美琴「――その友達にうっかり電撃浴びせた私はどうすればいいのよ」
今までは故意に浴びせてきたわけだが、それとこれとは話が別なのだ。
しかも、幻想殺しに防がれずに直撃したのは今回が初めてな訳で。
上条「俺が急に御坂の頭撫でたりしたから、ビックリしちまったんだろ? なら、悪いのは俺じゃねーか」
美琴「」フルフル
上条「でも」
――確かに、それが原因であるのは事実だが、それを責める気は毛頭なかった。
美琴「だって、嫌じゃ……なかったし……」///
上条「…………そ、そうか」///
妙な沈黙が二人の間に流れる。
1002Res/886.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。