519:とある複製の妹達支援 もうちょっとだけ書いとくんじゃよ[saga sage]
2011/03/09(水) 23:35:16.49 ID:yJs0uVLQo
第七学区・未開発地域
薬局からの帰り道。
佐天は初春の暮らすアパートへと急いでいた。
佐天「(初春、大人しく寝てるかな……?)」
親友が熱にうなされる姿を想像し、無意識に歩くスピードが上がった。
ソンナ! ハナシガチガウジャナイカ!?
佐天「」ビクッ
誰かの揉める声に、佐天は咄嗟に曲がり角に隠れて様子を窺う。
そーっと、声のした方を見ると工事が途中で中断されて、そのままにされた廃ビルの前に数人の男達がいる。
肥満気味のおかっぱ頭の学生と、数人のスキルアウトらしき少年達。
学生「10万で幻想御手を譲渡すると言ったじゃないか、冗談はよしてくれ」
不良A「悪いがついさっき値上げしてね」
不良B「ひ〜ふ〜み〜」
不良A「コイツが欲しけりゃ、もう10万持ってきな」
学生「なっ」
その学生が愚かだったのは、これを正当な取引だと考えていた事に尽きる。
幻想御手によって、レベルが上がった不良達。
元々、ただで入手した幻想御手に10万もの大金を払う無能力者など……彼等にすれば、ただのカモに過ぎない。
学生「ふざけるなっ! だったら、その金を返してくれ!」
抗議の言葉と共に、立ち去ろうとする不良達へ掴みかかる。
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