過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」
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520:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/03/09(水) 23:37:45.43 ID:yJs0uVLQo
――正しく、状況を認識しているのであれば、そのまま行かせるべきであった。

不良B「ガタガタうるせーんだよっ!」ガッ

学生「がふっ!」

学生の腹に不良の膝がめり込んだ。

そして……一度、反抗的な態度を取った相手に対して、彼等は容赦などしない。

不良A「10万ぽっちで誰がやるかっての!」ゲシッ

不良B「金がねーんなら、さっさと帰れ、このデブっ!」ドゴッ

学生「ふぐっ、い、いたい、たすけっ」

???「オウ、そいつ……立たせろ。
     お前等のレベルがどれくらい上がったか、実験台にしてやれ」

その様子を遠巻きに見ていた、リーダーらしき男が紫煙を吐き出しながら、男達へ告げる。

不良B「……マジかよ」

男達に逡巡の色が見えたのは一瞬で、それはすぐに狂気へと変わる。

不良A「うわ、キッツー! オマエ今日で死んじまうかもなぁー!?」ゲラゲラ

学生「か、勘弁してくれー……」ゲホゲホ

――逃げるべきだ。

そう、自分の中の何かが警鐘を鳴らす。

この場を離れて、風紀委員か警備員へ通報する。

それでいい。
それがいい。
それが最善だ。

相手は、いかにもな三人組。
自分は数ヶ月前まで、小学生をやっていた無能力者の女の子。

何が出来る?
出来る訳がない。

絡まれているのは、自分とは何の面識のない赤の他人。

助ける義理なんてない。
助けられるかも分からない。
きっと、助けられないに決まっている。

だから、今すぐに回れ右をするべきだ。

――それなのに。

……どうして、私は。

佐天「――や、やめなさいよ!」

どうして、彼等の前に立っているんだろう?


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