600:○言っているのだが ×言っているだが[saga]
2011/03/28(月) 21:30:18.58 ID:55K+MyVLo
???「――そうだ、あなた日本のアニメのDVDとか持ってきてたりしない?」
迫間「アニメ? ……何枚か持ってきてるけど……」
暇潰しのつもりで持っては来たものの、訓練がハードで結局は一度も見ていない。
???「本当!?」グワッ
迫間「に、日本のアニメに興味が?」
???「というか……最近、日本のOTAKU文化が気になるのよ……私の中の何かが、魂の叫びを挙げているの」
迫間「そりゃまた、難儀な魂だな」
???「……良ければ、譲ってくれない?」
迫間「DVDを? そりゃ構わないけど……」
???「よっしゃー! あ、お代は体で払ってあげるわ」
迫間「ぶっ!?」///
???「どうせ、観光なんてしてないでしょ? 私が色々と案内してあげるから」
迫間「あ、そういうの……」ハア
ホッとしたようなガッカリしたような気分で溜め息を吐く。
???「おやおやぁ? 修道女相手にどんな想像をしちゃったのかにゃーん?」ニヤニヤ
迫間「こ、このヤロウ……」///
???「いやー、面白いわね……最近は仕事も減って、からかうような部下もいないから退屈してたのよー」
迫間「人で退屈を紛らわさないで欲しいじゃん……ん? 修道女にも部下なんているのか?」
???「まぁ、私『達』は普通の修道女じゃないからねー」
迫間「……何やら危険な香りがするから、詳しくは訊かないでおく」
???「あら、残念。でも、秘密は女を美しくするのよ?」
迫間「それはそれは……でも、名前ぐらいは教えてくれるんだよな?」
???「いいわよー? しっかりと心に刻みなさいな。私は――」
――そして、赤の修道女はロシア民話に登場するヒロインの名前を告げた。
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