65:割と致命的なので50よりリテイク
2011/01/06(木) 18:29:17.67 ID:hGnrcw6o
椿が自ら学園都市に乗り込もうとすることは、他の生にも分かっていたので、そこには触れずに話を進める。
生(一)「医者なんかと何処で知り合ったんだ?」
なんか、という言葉に現在進行形で医者の椿が顔を顰める。
生(安)『いや〜、ついこの前、郵便局強盗に足首砕かれてさ〜? それで軽く入院したんだが、その時の主治医だったんだよ』
生ズ「「(いや、足首砕かれたって……)」」
実際は、小学生ぐらいの少女2人を庇って負った名誉の負傷なのだが、『男は背中で語れ』を信条とする安達は多くを語ったりはしない。
生(安)『そんで、話は戻るけど学園都市ってのは、内部の情報が外に漏れる事には異常な程、警戒しているんだが……逆はそうでもない』
生(椿)「侵入は容易って事か?」
生(安)『技術スパイなんかは割とすぐに捕まるけど、目的が分からない場合であれば放置されるケースが多いらしいぞ?』
生(一)「そういう情報は、一般的な学生が入手できるものなのか……?」
生(安)『知り合いに警備員(アンチスキル)やってる先生がいるんだが、その人から『個人的に』少し聞く機会があって……』
警備員(アンチスキル)とは学園都市における警察的組織であり、
学園都市特有の次世代兵器で武装した教員によって構成されている、との事だった。
――だが、それにしても。
生ズ「「(コイツの学園都市での生活はどうなってるんだ……?)」」
生(安)『医者、教師、警備員、あと……料理人もいけるだろうな。 ついでに俺の親戚って事で2、3人なら平気じゃないか?』
生(一)「最低でも10人は学園都市内で動ける状態にしておきたいが……」
生(安)『まぁ、学園都市の中だけで大概の職業は揃ってるからな。上手く時期をずらせば10人ぐらいなら誤魔化せるさ』
生(東)「細かい人選はこちらで済ましておくが……安達には他に頼みたい事がある」
生(安)『なんだよ?』
生(東)「学園都市で人を二人探して欲しい。一人は見つけ次第、すぐに接触。もう一人は動向を探るだけでいい」
生(安)『なんか、嫌な予感というか……不幸な予感がするんですが』
そういうのは級友のツンツン頭の専売特許の筈なのだが、何やら、ものすごい無理難題を吹っ掛けられそうな気配を感じていた。
生(東)「そう、試験個体の協力者と、彼女のオリジナルだ」
――接触対象・長点上機学園二年、布束砥信(ぬのたばしのぶ)
――監視対象・常盤台中学一年、御坂美琴(みさかみこと)
……どちらも一筋縄ではいきそうにない相手であった。
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