66:とある複製の妹達支援リテイク中orz[sage]
2011/01/06(木) 18:34:24.79 ID:hGnrcw6o
学園都市第七学区
〜とある中学の学生寮〜
生(安)「……マジで?」ピッ
通話を終え、明かりの消えた部屋の中で一人呟く。
なんというか……至って平凡である事が最大の特徴であるような学校に通っている自分が関わるとは到底、思えない学校の名前が出てきた。
来年進学する予定の高校だって、レベル0から強くてもレベル2ばかりの『普通』の高校なのだ。
身体能力では肉体強化系レベル4に匹敵するver.3のアクメツクローンが普通かどうかは別にしても、
生徒全員がレベル3以上の常盤台中学やそれに匹敵する一芸を有した生徒の巣窟である長点上機学園とでは格が違いすぎる。
生(安)「どっちも超が付く程のエリート校じゃん……幾ら何でもそんな所の生徒とのパイプなんかないぞ……?」
自分の交友関係と言えば、学園都市に来てから同じクラスになった三馬鹿とか、
自分に絡んできて返り討ちにしたスキルアウトの三馬鹿とか、自分の馬鹿のせいで怪我した時に知り合った医者とか、
馬鹿な子供は割と好きじゃんよー? と言って良くしてくれる警備員(アンチスキル)のお姉さん?とか、
……って全部、馬鹿絡みじゃん!? とあまりの情け無さに深夜だというのに大声で叫んでしまう。
すると、ベランダの方から何かを軽く叩くような音が聞こえた。
何だろう? と思ってそちらを見ると隣の部屋に暮らしている、級友の顔がベランダの境から覗いている。
級友の名は土御門元春。安達と同じ中学に通う男子中学生である。
女にモテたいからという理由で金髪+グラサンのヤンキースタイルを中学生の時点で頑なに崩そうとしない猛者だ。
普通、こういうのは高校に上がってから『高校デビュー』でやるものだと思うのだが…
土御門「ショウセンセー、こんな夜中にどうかしたのかにゃー? そういうのはカミやんで間に合ってるぜい?」ヤレヤレ
土御門は逆隣の部屋に住んでいるツンツン髪の級友を思い出しながら肩をすくめる。
生(安)「あー、五月蝿かったか? スマン、今少し自分の交友関係が庶民的すぎる事に絶望してたんだ」
庶民的交友関係の一角である金髪グラサンにそんな事を言ってみる。
土御門「……何でまた?」
そうだ、モノは試しで聞いてみようか? と、そんな考えが頭をよぎる。色々と変なことに詳しい奴だし……
生(安)「土御門って、常盤台とか長点上機に知り合いっている?」
土御門「センセー……」
返って来るのは憐れむような視線。
土御門「さすがにそれは無謀ってものですたい……」
生(安)「へ?」
1002Res/886.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。