688:とある複製の妹達支援[saga]
2011/04/08(金) 11:31:00.75 ID:57sJx4i6o
迫間「ったく……これだから、若い連中は……」
肉体年齢は別にしても、感覚的に10年前に高校生をやっていた迫間からすれば、上条と美琴の初々しさは羨ましく思える。
迫間「――さてと、俺も動きますか」
一人残された迫間は、二人の姿が見えなくなったのを確認すると、携帯を取り出し、短縮に登録された番号へかける。
迫間「御坂美琴(オリジナル)の周辺を哨戒中なのは誰だ?」
???『私、ミサカ00013号ですが。……何か御用ですか?』
迫間「13号か……ちゃんと、聞いていたな?」
――幸いだった。
学園都市の中で活動中の『妹達』の中でも彼女は特に『優秀』だ。
00013号『えぇ、それも仕事の内ですので』
迫間「インデックスの居場所は分かるか?」
00013号『スコープ越しですが、追跡(トレース)は万全です。と、ミサカは掃除ロボに追い立てられる銀髪シスターを照準に捉えます』
迫間「頼むから撃つなよ? 絶対に撃つなよ?(狙撃体勢に入ってる時は口癖でるんだよな、コイツ)」
00013号『それは俗に言う『振り』ですか? と、ミサカはお笑い芸人的な発想で聞き返します』
迫間「…………」
00013号『謝りますから、無言は勘弁して下さい。と、ミサカは迫間さんに許しを請います』
迫間「――今から追いかけるから、場所を教えてくれ」
00013号『――了解しました。依頼料はスイス銀行に頼む。と、ミサカは既に仕事の完了後を見据えます』
迫間「大丈夫かな、コイツら……」
蘇生されてから、個性の成長の方向性が斜め上に突き抜けている気がした。
だが、今はそれよりも。
――サヨウナラ……
迫間「嫌な事、思い出させやがって……あの腹ペコシスター」ギリッ
……放っておける筈が無かった。
1002Res/886.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。