754:とある複製の妹達支援[saga]
2011/05/15(日) 21:21:47.19 ID:Ah7YFTiEo
???「――鬼ごっこは終わりですか?」
人気のない公園に、その声はよく通った。
迫間「っ!?」
声の主は身長と変わらないような長刀を手にし、左右非対称な長さのジーンズを身に着けた奇抜な美女。
報告通りの服装だった。
迫間「インデックス……こいつか?」
禁書目録「うん、この一年間……私を追ってきていた二人組の魔術師の片方だよ」
???「意外ですね、貴女が無関係な人間の介入を許すとは思いませんでした」
禁書目録「私としては、今すぐにでも逃げて欲しいんだけど……しょう、逃げてくれる?」
迫間「――お断りだ」
禁書目録「……これだもん。どうしたらいいかな?」
半ば諦めているようだが、それでも生を巻き込む事に抵抗があるらしい。
???「……少なくとも、貴女が大人しく私達と来てくれるのであれば、無関係な人間を害そうとは思いませんが」
迫間「こっちとしても、わざわざ君みたいな美人と戦うのは避けたいじゃん……退いてくれたりしない?」
???「残念ながら、私達には彼女を『回収』しなければいけない『理由』があります」
魔術師の女は迫間の冗談に付き合うつもりはないようで、淡々と告げるのみ。
迫間「回収……?」
『回収』という単語の不愉快さよりも、その意味するところに迫間は眉を顰める。
???「それを阻むと言うのであれば――容赦はしません」
迫間「それはそれは……一つだけ、訊いてもいいか?」
???「どうぞ」
迫間「君の言う……『理由』ってのは……インデックスを苦しめてでも果たさないといけない代物なのか?」
???「――えぇ」
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