758:とある複製の妹達支援[saga]
2011/05/15(日) 21:29:06.39 ID:Ah7YFTiEo
神裂「…………今なら、まだ間に合いますよ?」
インデックスを断固としても守ろうという迫間の姿勢に神裂の表情に変化があった。
迷い、羨望、好意、共感、或いは……嫉妬。
迫間「ふん、そっちも却下じゃん。
それにしても驚いたな……最近の魔術師は鋼糸術を使うのか?」
その言葉に逆に神裂が衝撃を受ける。
神裂「……まさか、初見で『七閃』を見破った……?」
魔術ではなく、剣術。
剣技よりも暗器に近い性質。
迫間「……『七閃』ね、一度の居合の動きの中に隠された、七つの軌跡。
安いトリックとは思わないが、居合にしては、少しばかり派手過ぎるぜ?」
魔術と錯覚してしまう程の刹那に繰り出される七連撃。
動きで動きを隠す、という性質故に神裂の動きに無駄は無かった。
巧妙かつ、洗練され、完璧だった。
――その動きの中に隠された何かを察知する事が出来る程に。
神裂「もしや、居合の経験が?」
迫間「それだけじゃないが……それなりに眼には自信があるじゃん」
ある者は、カースタントのドライバーとして。
ある者は、居合の達人として。
多くの犠牲と経験の上に、自分は立っている。
彼らが修練し、獲得した肉体的な性能も自分は受け継いでいる。
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