926:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/08/13(土) 21:48:19.50 ID:/GwNVqsXo
ピンポーン
禁書目録「!!!」ビクッ
上条&美琴「っ!?」バッ
三者三様の反応だったが、それぞれが連想したのは同じだった。
敵。
魔術師が正々堂々とチャイムを押して訪ねてくるとは思えないが、何らかの攻撃行動の可能性もある。
が、ここの家主にはそんな事情など関係なく。
小萌「はいはーい、今開けますよー?」
上条「ちょ、先生!」
上条が制止するよりも早く、小萌先生は玄関のドアを開けてしまう。
小萌「どちら様――あれ?」
???「先生、朝早くにスミマセン」
咄嗟に上条と美琴はインデックスを連れて、隣の部屋に隠れていた。
小萌「いえいえ、もしかしたら来るんじゃないかなー? って、思ってましたから」
その言葉に上条と美琴はどうやら魔術師が来たのではないらしい、と安心した。
???「――え?」
だが、訪問者は小萌先生の言葉に動揺しているようだった。
???「……先生、どうして……」
いや、言葉よりも小萌先生の態度にこそ驚愕している。
――まるで、小萌先生が『驚かない』事に『驚いている』かのように。
小萌「ふふ……先生を驚かそうだなんて、百年早いんです」トテトテ
ガラッ!
襖を開けた小萌先生が、生の顔を見ながら言った。
小萌「だって、この子……顔はそっくりですけど、安達ちゃんじゃありませんよねー?」
唐突で、決定的な、その言葉を。
上条「…………は?」
美琴「……え、何?」
禁書目録「…………?」
???「最初から気付いてたんですか……?」
小萌先生に続くように訪問者も部屋の中へと入ってきた。
……そして、上条と目が合った。
生(安)「――よぉ、上条……今、ここに『俺』がいるか?」
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