925:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/08/13(土) 21:42:00.61 ID:/GwNVqsXo
「「「「ごちそうさまでした」」」」
泊めてもらった身分の上条達が片付けと洗い物を担当した。
インデックスも頑張ったのだが、残念ながら早々に戦力外通告を出される羽目になった。
上条「――さて……今日はどうしようか?」ゴシゴシ
美琴「……まずは病人をどうにかしないとね」キュキュ
洗い物をしながら、二人は小声で相談を始める。
上条「小萌先生に車を出してもらって……けど、先生だけに任せるってのは……」
美琴「……どっちかがインデックスと残って……もう一人が先生に付き添う?」
魔術師がインデックスの確保よりも敵勢力の打破を優先してきたら、意識不明の生は最も危険な状態になる。
上条「それしかない、か……御坂、インデックスと残ってくれるか?」
美琴「……敵が来るかも知れないのよね……残りたいんだけどなぁ……」ウーン
その様子は、まるで魔術師と戦う可能性が魅力的であるかのようである。
上条「何か気になることでもあるのか?」
美琴「――似てるのよね」
上条「似てる? 何が?」
美琴「あの人の症状が……その、私が少し前に見た……『ある人達』の状態と」
上条「生の病気の心当たりがあるのか!?」
洗い物を終えた二人は、隣の部屋へと入り、未だに意識の戻らない生の元へと足を運ぶ。
美琴「……でも、確証がある訳じゃないのよ。だから、一緒に病院に行く事も考えたんだけど……」
――そう、似ているのだ。
ここ最近、自分達が調べていた『ある事件』の関係者に起きた事態に。
美琴「(――この症状……まさか『幻想御手』を……?)」
上条「御坂、その病気って――」
上条が詳しい話を訊こうとした、その時だった。
1002Res/886.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。