949:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/09/23(金) 23:14:19.86 ID:57EzCirIo
安達「驚いたよ、自分と同じ顔と名前の人間に出逢ったんだから」
かつて、多くの生達が実際に抱いた感想だ。……真実味が違った。
小萌「その、お名前が同じなのはどうしてです?」
安達「……母親が、いつか兄弟同士で再会した時にすぐに気付くように、と」
これも、事実。
第壱統合体のパーフェクトONEが愛し、その正義の心が生まれた理由である女性。
残されたクローン達の成長を見守り、自らも東生を育ててくれた――幸子おばさんの願い。
そして、神宮路のクローンとして、その欲望の礎にされるだけだった哀れな命に『生』きろと言ってくれた。
安達「(まぁ、何十人もいたクローン全員に別々の名前を用意するのも面倒だろうしなぁ)」
ちなみに苗字に関しては、引き取られた先の施設等でつけてもらった者が大半を占める。
美琴「それじゃあ、産まれた直後に……?」
安達「その辺は少し複雑らしくてな。俺達自身も詳しくは知らないじゃん――特に興味もないし」
達観している、というポーズを取ることで細部の情報を伏せた。
上条「それじゃあ、学園都市で新倉……と会ったのは偶然なのか?」
安達「まぁ、そうなるのかな。……縁があった、って事かも知れないけど」
美琴「(嘘……にしては……表情に変化はないけど……でも)」
話を聞きながら、美琴は生の様子を観察する。それは隣のインデックスも同様だった。
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