948:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/09/23(金) 23:12:07.63 ID:57EzCirIo
さて、嘘を真実に見せかける為には、虚偽の中に事実を効果的に混ぜる必要がある。
安達「まず……俺達の顔が同じなのは、遺伝子レベルで同一の兄弟だから。似てるのは当然だな」
……これは事実。だが、真実ではない。
何故なら、兄弟ではなく……同じ人間から造り出されたクローンだから。
上条「双子……って事か?」
安達「少し違うなぁ……俺達自身、自分達が何人兄弟なのか知らないじゃん。
三つ子か四つ子かも判らないんだよ」
これも事実。
生達は自分達以外の『生』……まだ出会っていない『彼ら』が何処かで生活している可能性を否定出来ない。
『妹達』の二万つ子?には負けるが、10年前のアクメツを行った『生の会合』の面子に加えて、
『残留組』の生達を合わせると人数は既に50人を超えているので……五十つ子になるのだろか?
美琴「知らないって……?」
安達「孤児だったんだ、俺達は。
……小さい頃は施設で育った。自分に兄弟がいることなんて知らずに、な」
安達にとっては真実であり、嘘でもある。
それは同胞達の記憶を継承している為に、だ。
だが、数多くの生にとっては紛れもない歴史であり、現実だった。
安達「そういう意味では、新倉と『再会』したのは……学園都市に来てからかな」
これも事実。
新たに製造されたver.3のクローン体である安達が、蘇生された新倉と会ったのは学園都市での話だから。
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