過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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130:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/14(火) 23:16:09.37 ID:BQbw8is0

「だって、、寂しいんですよ〜最近遊んでくれないし、構っても上の空ですし〜」

一番の親友が遠くに離れて行ってしまうような、嫉妬とも焦りにとも取れる感情が初春の中をぐるぐると回る。

「まったく……それが本音ですのね…ってお姉さま?」

黒子の隣りで御坂は己が掌を見つめる。

「私は常盤台の超電磁砲……出来る。私ならできる。大丈夫、大丈夫…」
「お、お姉さま…?」

ぶつぶつと独り言を繰り返す御坂に若干引き気味の黒子。
御坂は荒い息を吐きながら繰り返す。大丈夫、大丈夫、と。

「お礼…そうよ、お礼にお茶に誘うところから始めれば…」
「お姉さま…また…」

無駄な努力を、とは言わなかった。
あの類人猿がぁ〜〜とテンプレな嫉妬をするには、この一年余りにも涙ぐましい努力と空回りを繰り返してきた御坂。
それを思えば、失敗を願うことは酷に思えた。



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