過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[sage]
2010/12/11(土) 17:32:34.09 ID:KVww07Y0
「しかし、お姫様抱っこで空を飛ぶって……ラブコメ系のラノベのキャラでせうか」
「うン、スッゲー今イラッときたンだがァ…チッ、まァ実際みっともネェ真似しちまったのは確かだァ」
「お礼っていうと、やはり上条さん的には色々なピンク色な感じのエロコメイベントを想像するのですが?」
「お前さ、ほンとあのシスターとそういう風になってから頭の湧きっぷりに拍車が掛かったよなァ…
そもそもお前が聞きたいのかァそんなことをよォ?日常茶飯事だろうが」
「わかってない、わかってないなあーくん。上条さんのお礼イベントはあくまでも言葉の通り。
俺は自覚してるんですよ、そういうイベントは後ろに『ただしイケメンに限る』って付くことを。
故に、無駄な期待はしない。もしかしたら自分に限ってはオイシイラブコメが待っているんじゃ…
なんて期待はとうに捨て去りましたともさ」
ちっちっちと指を左右に振る気取った仕草にイラッとする。
その指をへし折るぞと言いたいが、本気でそう思っているようなので、一方通行は黙る。
この男の鈍感さ加減、無自覚なフラグメイカーぶりは伊達じゃない。
(超電磁砲も気の毒によォ…)
気分は報われない妹を持ってしまったお兄ちゃんだ。
一万人の妹を持つお兄ちゃん。胸熱だなぁとのたまったのはイカレグラサンアロハだったか。
「まぁいい…あのガキの話だったな。俺はよ、とりあえず話を聞くだけ聞いてから、部屋からつまみ出そうと思ってたんだ。
俺みたいなのにあンなガキが近づいていいはずがねェからなァ。最悪能力使って脅してやってもよかった」
「やっぱり使おうとしたんか…で?」
「珈琲でも飲むかって缶コーヒー出そうとしたら、俺ン家のドリッパー目敏く見つけやがってよ。で、当然淹れて飲まないのかっていう話しになったわけだァ」
「そりゃあ、そうだろう」
袋いっぱいに缶コーヒーを買う男がコーヒー好きじゃないはずがない。
部屋にドリッパーや豆など本格的なものがあれば尚更だ。それなのに缶コーヒーを奨めるというのは不思議に思うだろう。
上条は冷めかけたポテトをかじる。
「正直気が進まねェ。前に淹れてみたら飲めたもんじゃなかった。ンで、この前も淹れてみたら見事に泥水が出来上がったわけだ」
「わお。珍しい。お前料理とかできるのにな。滅多にしないだけで」
「ああ、レシピさえわかってりゃあ大体できる。能力でどうにでもなるしなぁ。
けどよ、どうにもああいう技術云々よかコツがいるモンは出来ねェ」
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