過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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593
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/31(金) 01:34:42.64 ID:CbCB7h20
「……えっと…」
「………」
何とか言葉を捜す佐天。
以下略
594
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/31(金) 01:35:20.16 ID:CbCB7h20
「むすじめさん…」
「よしよし。よく頑張ったわね。佐天さん。それに……」
そっと膝の上の一方通行に目をやる。
以下略
595
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/31(金) 01:36:22.91 ID:CbCB7h20
カーテンから差し込む光が瞼の裏側からでも伺えた。
薄く目を見開くと、見慣れつつある天井。
天井、壁紙に染み付いてしまった消毒液の臭い。
以下略
596
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/31(金) 01:37:27.50 ID:CbCB7h20
しかし、そんな幻想は既に無い。
自分でぶち壊したから。そして、ぶち壊せるだけの力をくれたのはこの少女だ。
以下略
597
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/31(金) 01:38:10.84 ID:CbCB7h20
「たくさん傷つけちまって、巻き込んじまって」
中途半端に近づけて、中途半端に遠ざけた。
以下略
598
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/31(金) 01:38:48.55 ID:CbCB7h20
自分を守ろうと、震える足に力を込めて立ち上がる少女の背中は瞼の裏に焼き付いている。
心が震えた。感情のうねりに喉まで焼き尽くされたように熱くなった。
彼女に頬を撫でられた時、涙が溢れそうになった。自分の根幹を揺さ振るような衝撃に身体が痺れた。
自分の中のつまらぬ幻想の砕ける音が聞こえ、新たな自分だけの大切な現実が生まれた。
以下略
599
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/31(金) 01:40:57.00 ID:CbCB7h20
「き、きき、き」
「サルの真似ですかァ?」
「き、気付いてたんですか!?」
以下略
600
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/31(金) 01:41:46.96 ID:CbCB7h20
「でも、もう来るななんて言わないで下さいね」
「もう来るななんていわねェよ」
以下略
601
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/31(金) 01:42:46.08 ID:CbCB7h20
「ねぇ、一方通行さん」
「なンだァ?」
以下略
602
:
貧乏螺子
◆d85emWeMgI
[saga]
2010/12/31(金) 01:44:38.67 ID:CbCB7h20
佐天は、椅子から立ち上がり、一方通行の上にのしかかるようにして、顔を近づける。
赤い瞳と黒い瞳がほんの数センチの距離まで迫る。
以下略
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