過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
1- 20
656:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/03(月) 23:54:55.38 ID:qpfI9No0

「あ、すいませン。この子ちょっとかわいそうな子なんです。いや、ホントいつもご迷惑おかけしてます」

「い、いえ、気になさらないで下さい」

引きつりながらも懸命に営業スマイルを浮かべるウェイトレスのお姉さん。
プロぱねぇ。マジでぱねぇ。光の世界の住人すげェ。



「何だよ。一方通行も話せばいいじゃねーか。彼女さんとのアレコレ。三人もいればエピソード満載だろ?」
「うっせ、いきなり振るんじゃねェ。ってか三人って何だ。三人って」
「え?」
「え?じゃねェよ。何で確定事項みたいに言ってンだよ。一人だよ、一人しかいねェだろ」
「お前プレゼント上げてたじゃねーか」
「あのなァ。流石に俺も世話になってるヤツらに何もやらねェ程不義理になっちゃいねェ。そういう義理人情を重んじてこその真の悪党ってェもンだ」
「でも指輪上げたんじゃ…」
「示し合わせたようにおンなじモンねだってきやがってよォ。一辺に済むから楽でいいンだけどよ」


『オイ、プレゼントだけどよォ…何がいい?』
『何でもいいですか?』
『流石にガキが欲しいとか言われても年齢的に推奨しねェがなァ』
『ば、バカッ!な、ななな、何言ってるんですか、エッチなんだから!!』
『かかかか、冗談だ』
『もう…えっと…じゃ、じゃあ指輪なんて欲しいなって…』
『構わねェが……大丈夫なのか?校則とかあるンじゃねェのか?』
『その辺結構緩いんで。で、できれば、そ、そそそ、その…右手の薬指にぴったりのがいいなぁって…』
『?おォ、わかった』



『結標……お前何か欲しいモンあるか?』
『何よ急に…』
『ン……まァ、普段世話になってねェこともねェからなァ……その、礼だと思ってくれ』
『そう…なんだ。じゃあ……指輪、がいいな』
『またか』
『何か言った?』
『いや、なンでもネェ。わかった。指輪だなァ』
『そ、それで、右手の薬指がいいなぁって』
『…?…別意構わねェぜ』




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
832Res/545.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice