過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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95:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/12(日) 19:26:32.87 ID:llRuvQc0
「おかえりなさ〜い」
「……お前…また来てやがったのかァ…」
セーラー服にエプロンという上級コンボを繰り出す少女に、かける言葉の諦観の色が滲んでいる。
既に恒例と化しているやりとりに、受け手の少女佐天涙子はまともに取り合うつもりも無いのか視線を鍋に向けたままだ。
一方通行はコンビニ袋から缶コーヒーを取り出すと順繰りに冷蔵庫に放り込んでいく。

「お前…なに勝手に」

見慣れぬものがいくつか冷蔵庫に見受けられる。プリンであったり紅茶のケーキであったり、どう見ても自分が食べるものではない。
甘いものが苦手な一方通行でなければ犯人は佐天だろう。

「いいじゃないですか。一方通行さんの分もありますよ」
「俺は甘いものは嫌いなんだよォ…っていうかお前いいのか?」
「何がですか?」
「だからよ…お前らの年だと友達ってのと遊んだりすンだろうが。
馬鹿みてェに意味も無く集まっちゃァダベったりすンだろうが」

がしがしと頭をかく。わかっている。
どうにも自分らしくないことを言っている。
その自覚は十分にあるのだ。

「ちゃんと遊んでますよ。心配させちゃってすみません」
「ハッ、馬鹿言ってンじゃねェよクソガキが」
「ちょっとぉ、私には佐天涙子っていう名前があるんですから、ちゃんと呼んで下さいってば」
「わかったわかった、わかったってクソガキ」
「もう!!学園都市第一位ってもっと大人な感じの人だと思ってたのに。
こんなに意地悪だなんて」




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