過去ログ - 御坂旅掛「世界に足りないものはなーんだ?」
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21:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/05/26(水) 21:28:05.65 ID:jc0ANV20

(やっぱりストレスが問題なのかなぁ。大学の勉強もはかどらないし踏んだり蹴ったりだ)


ストレスは健康に悪いし、年齢に関係なく心はいつでも乙女の女性にとってダイレクトに響く。
自身の汗水垂らして頑張っているダイエットを、嘲笑うかのように襲い掛かってくる様は美鈴には悪魔の化身いがいの何者でも無い。
恥も外見もなく娘に真剣に頼み込んで最先端技術を詰め込んだ学園都市のダイエットマシーンを送って貰うかと検討するぐらいには。


(だからと言って止めるわけにはいかないしね。あの子たちに娘を任せてたら安心できるだろうけど、
 親としてそれに甘んじるわけにはいかないのよ)


かつて学園都市に娘を連れ出そうとして出会った二人の少年を思い出す。
どちらも頼りになる子たちだった。
ツンツン頭の子に手を握り締められ引っ張られながらだったが視認したわけではないが、暗闇のホールを走り抜ける中、背中で受けた大声は間違いなく白い少年の声だった。


(だけど本当に学園都市って治安悪いわよね。外部には最先端の科学は絶対の安全を保障するって謳ってるけど、子供が拳銃みたいな物騒なもん振り回してたら説得力の欠片もねぇっての)


ロシアと戦争になった時には正確無比な精密さで大陸間弾道ミサイルを防いでいたから、身形だけの謳い文句でないのは実証されたが、
それとこれとは別問題だと美鈴は眉を顰める。
子を持つ親ならば当然の帰結。娘を持つ美鈴も例外では無い。
むしろ学園都市の見えざる闇の一端に触れてしまっただけに、その思いは人一倍強かった。

それがストレスの原因。

美鈴が学園都市を訪れたのは娘の心配もあったが、戦争に怯えた保護者たちが子供達を学園都市から引き戻そうとする回収運動
の代表者的な役割にあったのもある。
そしてその役割は未だに解除されたわけではない。






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