過去ログ - 御坂旅掛「世界に足りないものはなーんだ?」
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634:終わり[saga ]
2011/02/02(水) 23:17:49.38 ID:QhGnC4hO0


絹旗もそれに気付きはしたが。

今日で何度目だお前は、というぐらいの突拍子もない行動に、もちろんのこと対応できるはずもない絹旗から驚きの叫びが上がった。
それも直ぐに怒りの咆哮に変わったかと思えば、荒々しく座席から立ち上がる音が視聴室に響く。

そんなモロモロの気配を背中越しに察した浜面は、もう視聴室の出入り口手前。

逃げ足だけは天下一品の持ち主は、一度も脇目振らず絹旗からグングンと距離を離しながら映画館を脱出に成功。
背後から超ぶん殴るっ! と背筋が震えるような怒号が届いたが幻聴であって欲しいと祈りつつ、
尚も駆ける脚を休ませる事無くダッシュで走り続けた。




……まずは駅にまでこのまま突っ走ろう。

学園都市の地区は一つ一つが大幅な面積である。学生が多く密集する第七学区ですら徒歩で見渡すのは辛いほどだ。
浜面が目指しているのは同じ第七学区ではあるものの、全く反対側の場所。


「――『不可能』か。最高の言葉だな」


現在の時刻は、おやつの時間より少し手前。
十分時間には間に合うだろう。その先どういう風な展開が巻き起こるかは浜面にも予測できなかったが。


駅に着いた彼は切符を購入し、乗り込んでいく。
行き先は第七学区の孤児院などが密集した珍しい地域だった。


果たして彼は何をそこでしようというのか?




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