過去ログ - 酒場で戦士募集したら勇者が仲間になった2
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990:Qw0 ◆7b3JfpIY/2[sage saga]
2011/02/19(土) 20:19:58.66 ID:6ugweEVF0
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--港--

無数のドリルは、覆いかぶさった調教師ごと賭博師を掘った。

ビシャビシャビシャビシャッ!!!

調教師「がっは……」

賭博師「ばっ!お、おまえ……な、なにして」

アッシュ(今のタイミングなら確実に触手を止められた……ツインテ、お前……)

調教師は大粒の涙をこぼしながら、血で濡れた手で賭博師の頬に手をやる。

調教師「……知らなかった……今までのこと、全部、私のために……してたんですか……」

賭博師「っ!!」

調教師「おかし、いとおもった……です。あの屋敷を出たあとも、あんなに頑張って……それでも何も助けられなくて……無理して、やつれて、思いつめて、次第に心を病んで……結局あの人達と同じことに手を出して……」

賭博師「……」

調教師「私を……理解できていない……なんて、思ってたんですか」

賭博師「っ!」

調教師「幸せな人は嫌いです……なんで私だけ不幸にならなきゃいけなかったのかって、幸せそうに笑う人達がすごく、妬ましかった」

賭博師「っ……」

調教師「夜が、今でも怖いです。暗いのが怖いです。今でもお母さんを思って啼きます……これは完全に払拭することができない心のしこり……」

賭博師「……」

調教師「でも貴方がいるから夜を乗り越えてこれた!!……あの時の缶詰の味は今も忘れない!!」

賭博師「……お前……」


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