過去ログ - とある夏雲の座標殺し(ブルーブラッド)
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 21:20:58.66 ID:afA5KsAO
姫神「でも」
結標「?」
姫神「ホッとした。本当にクールな人だったら。どうして良いか少し困ったかも知れないから」
結標「………………」
言われてみれば結標もそれは同じかも知れなかった。
昼間フレッシュネスバーガーを完食するのも辛かったのに、今は二人で分けているとは言えピザまで食べている。
結標「(もしかすると…楽にしてもらってるのは私の方なのかしら)」
少し精神状態が安定しているのかも知れない。なんだかんだ言って座標移動の演算に狂いはない。
それ以上に…初めて自分の家に客を招いたにも関わらずさほど息苦しくない。
それは気兼ねしない同性だからか、はたまた姫神自身が空気のように溶け込めるからか。
結標「えっと…姫神さ――」
姫神「しまった」
結標の唇が言葉を紡ぐより早く、姫神の言葉がそれを遮った。
落とされた彼女の視線…それは巫女服の胸元に落ちたピザソース。
姫神「もう服がこれしかないのに」
結標「(うわー)」
手のかかる子供かと結標は胸中で一人言ちた。
かつて同じ感想を小萌に持たれたともつゆ知らずに。
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