過去ログ - とある夏雲の座標殺し(ブルーブラッド)
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7:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:10:36.14 ID:afA5KsAO
結標「―――貴女」

山のように堆く積み上げられたハンバーガーの包装紙、一人ドリンクバー状態のテーブルに…顔を突っ伏している少女が一人。

結標「…何やってるのよ。こんな所で」

?「―――食い倒れ」

天鵞絨のように艶めかしい黒髪がテーブルからはみ出し揺れている。
起こした顔は整っていながら平坦な表情で、上げた視線は寝起きの猫のようで。

結標「…相席、いい?」

?「構わない」

纏うはこの科学万能を謳う学園都市にあって稀有な巫女服。
その首筋から胸元にかけて微かに見え隠れする奇異な十字架。
神棚と仏壇が同じくする部屋以上の違和感を見る者に覚えさせながら、そのどこかミスマッチさが一つのアクセントとして機能していた。

結標「…細い見た目より入る質なのね」

?「やけ食い。貴女はそれで足りるの?」

結標「やけ食いしたくても入らないの。喉が通ってくれないのよ…ねえ?ええっと」

一度出会い、一回顔を合わせ、一辺言葉を交わしたに過ぎない人間。
縁と言う縁でもない。だが、いつか誰かかが言っていた。

『一度会えば偶然で、二度逢えば必然だ』と

結標「姫神――秋沙さん」

姫神「結標。淡希さん」

吸血殺し(ディープブラッド)と座標移動(ムーブポイント)が交差する時、物語は始まる――


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