951:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/18(金) 06:32:27.60 ID:FuQNAG0mo
『とうま、どうして脱出しなかったの?』
上条「何も終わってないからだ」
上条「この霊装もそうだが、要塞のほうも面倒見なきゃいけないしな……」
上条「それにインデックス……」
『なに?とうま』
上条「ごめんな……、お前に俺は酷いことをしてきた、ずっと、騙していたんだ」
上条「俺は……俺は……」
『良いよ、そんなの、どうでもいいよ』
『いつものとうまが帰ってきてくれるなら、そんなのどうでもいいよ』
上条「──、」
上条「……必ず戻る」
上条「こんな霊装ごしじゃない、ちゃんと戻って直接お前に頭を下げるから」
上条「イギリス清教の方に伝えてくれ。周波数五〇・九メガヘルツ、それでこのスピーカーとつなげられる」
『無理だよ、わたしは自分の意思では体に戻ることはできない』
上条「だよな、だから……先に戻っててくれ」
右手を伸ばし、佐天涙子の手の上の霊装を掴む。
たったそれだけで彼女を蝕んでいた力がボロボロと崩れていく。
半透明だった彼女も、消えていく。
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