過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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17:1 ◆pTqMLhEhmY[saga ]
2010/06/14(月) 18:46:34.27 ID:2H41nCoo
外の日の光は、眩しかった。
とは言っても既に夕暮れが近く、あたりはオレンジ色に染まりかけていたのだが。

ふと見ると、買い物帰りなのかスーパーの袋を片手に持ち、開いた片手には娘だろう幼女と手をつないだ若い主婦が俺を見ていた。

しまった、メイド服は目立ちすぎる。
そう思った俺は、言い訳の内容を考えるのに、今まであまり役に立った事の無い自慢の脳をフル回転させる。

と、その時気づく。

主婦が目を大きく見開いて凝視しているのは、俺の服装ではなく、右手の拳銃である事に。
まずい。何とか言いくるめなくては。

俺は言った。
驚かせてすみません。実は演劇の練習をしてましてね?
ちょっと、仲間と喧嘩して、そのままの格好で出てきてしまったんですよ。
決して、怪しい者ではありません。

完璧な言い訳だ。とっさにしては上出来だろう。

しかし、主婦は俺の話など全く聞いてはいなかった。
息を大きく吸い込み、叫び声を上げようとしている。

俺は拳銃の照準を、主婦の額に合わせた。

銃声。

主婦の額に、黒い小さな穴が開き、彼女は何を叫ぶ事も無く、地面に崩れ落ちた。


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