過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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18:1 ◆pTqMLhEhmY[saga ]
2010/06/14(月) 19:00:04.91 ID:2H41nCoo
初めて人を、それも銃で殺してしまった。
しかし以外にも俺の心は静寂だった。
罪悪感は少なく、しかし特別な高揚感も感じられない。
やるべき事をやっただけだ。

見ると、主婦の娘……五、六才だろうか。突然崩れ落ちた自分の母親に呼びかけながら、手でその死体を揺らしている。

叫ばれるとまずい。
しかし、この子まで殺す必要はあるのか?

俺は数秒、思案し、拳銃のグリップの部分で幼女の後頭部をぶん殴った。
大して力を込めていなかったのにも関わらず、その子もまた、地面に突っ伏す。

俺は周囲を見渡し、この一連の処理を誰にも見られていない事を祈った。
早く、早く。
知らせなければならない。
誰に?
何を?

ああ、古泉はまだ生きているだろうか?
新川さんの下着――縞パンが脳裏をよぎる。
そう、縞パンだった。
ならば古泉はまだ生きていてもおかしくはない。

俺は意識を失った幼女を左肩に抱え上げ、右手に拳銃を構え、走り出した。
スカートが邪魔で走りにくい。
しかし走らなければならない。

待ってろ、古泉。
俺が助けを連れて戻ってくるまで、せめて呼吸はしていてくれ。


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