過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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80:1 ◆pTqMLhEhmY[saga ]
2010/06/23(水) 01:16:05.12 ID:vwvFWF.o
かなりの間、踊り狂った俺は、当初の目的を思い出した。
そう、古泉を助けなくてはならない。
あいつに、命を助けられた事もあるが、それ以上に大切な事……。
そう。妹のスクール水着を売ってやらなければならない。
同じ趣味を持つものとして、一度は手に入れたスクール水着を駄目にしてまで俺を逃がしてくれた古泉。
そいつに代わりの、新しいスクール水着を手に入れさせてやりたい。
値段は七十万円。インデックスさんの修道服は是非、手に入れたいからな。
悪く思うな、古泉よ。

さて、あたりは気絶(もしくは息絶えた)警官だらけで、俺たちを遮るものは、何も無い。
近くには、俺が逃げてきたコスプレ会場のあるビルがある。
突入すべきだ。
既にかなりの時間が過ぎている。
手足の骨が折れていた古泉が、生き残っていてくれていればいいのだが。
通帳と暗証番号を聞きだすまで、死なせるわけにはいかない。

と、俺が思案していると、御坂が言い出した。

「ねえ。キョンって『能力』のせいで、こんなになっちゃってるんでしょう?」

「ああ。長門さんから聞いた限りでは、普段のキョンは至って普通の高校生だそうだ」

「ならさ。アンタの右手で、その影響を打ち消せるんじゃないの?」

「あ!」

「そういえばそうなんだよ!」

「何の話をしてるんですかー?」

一体どういうことだ。
朝比奈さんと同じ立場で状況が分からないのは、とてもムカつく。
説明しろ、ウニ条。

「いや、俺の右手は『幻想殺し』(イマジンブレイカー)って能力を持っててな」
「それが異能の力であれば、右手で触れば、超能力・魔術問わず打ち消すことができるんだ」

ほほう。
俺はウニ条に音も無く近寄る。


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