過去ログ - アルル「ボクは元の世界に戻りたいんだ」 禁書目録「魔導師……?」
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32: ◆BOdpUfAi3.[ageさせてねん]
2010/09/05(日) 08:25:01.20 ID:X7G4s7g0

黒子(やはり二度も背後に回っては動きが読まれてましたわね……!)


いきなりの高温に一瞬で汗が滴り落ち出すが、この程度で動きを止められた白井黒子ではない。即座に自分の座標を移動して灼熱地獄から逃げ出す。

それでも、もう少し転移が遅かったらと考えると黒子は少しだけほっとした。今のが転移の限界だ。
あれ以上行動が遅かったら暑さに精神がやられて転移が出来なくなっていただろう。
アルルはスピードに関しては諦めていたものの、結局は完全なるスピード勝負だった。



黒子は先ほどとは異なり、ギリギリまでアルルに近づけるよう転移した。
先ほどの氷雪の嵐が黒子に間に合ったのは、黒子が蹴りを入れるためにアルルと若干の距離をとっていたからにすぎない。
それなら間に合わないようにするだけだ。

ほんの数センチ程度指を動かせばアルルに触れられる距離に現れた黒子は、軽くアルルに手の甲で触れる。
それだけでアルルは気がつけば横になっていた。
アルルはほんの一瞬こそ格闘技の一種かと思ったがすぐに状況を察する。ごく短距離の転移で横にさせられたのだと。
なんだかんだでいろんな危機を乗り越えてきた彼女の状況判断能力はかなりのものだった。

その彼女は、黒子が針を両手に何本か持っていることに気づく。


アルル(やばっ!?そっか、最初にテレポート使えないって言っちゃってたっけか!)

素早く状況を整理するものの、横になっている自分の身体に黒子が馬乗りになっているため、なかなか立ち直れない。

アルル(それなら!)

アルル「アイス!!」

黒子の針が一本ずつ虚空に消えていき、アルルの服のみを丁寧に突き刺していく。
左手だけで辛うじて発動した氷の魔法は威力もだいぶ小さくなっていたが、それでも魔法は発動した。
しかしそれと同時に針は左手のリストバンドにも食い込む。


片方は両手足と腹部の服を針で固定された。
もう片方は腕から先と足を凍らされた。
両方とも次の行動ができなかった。


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