過去ログ - アルル「ボクは元の世界に戻りたいんだ」 禁書目録「魔導師……?」
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◆BOdpUfAi3.
[sage]
2010/09/05(日) 07:53:10.47 ID:X7G4s7g0
転移なんてされたらスピード勝負ではアルルに勝ち目などない。
だから彼女は速さを競うのはもともと諦めていた。
アルル「アイスストーム!」
空間移動でアルルの背後にまわって一気に決着をつけようと思っていた黒子は、強烈な寒さに思わず動きが鈍った。
蹴り上げようとした足は、ギリギリ間に合ったアルルの技の影響で急速に凍えていって勢いは止まる。
アルルは周囲360度に氷雪の嵐を起こして、近づいた黒子に対応させたのだ。
ようやく背後の黒子に気づいたアルルも、ゆるい勢いとはいえ至近距離からの蹴りを防ぐことはできずに立っているバランスを大きく崩される。
アルル「っく、ライト!」
強烈な光が近くで炸裂して、アルルも黒子も視界を一時的に失う。だがその間にアルルは体制を立て直し、黒子は太腿に巻きつけた針を自分の手に移動させる。だが、それだけだった。
黒子は転移に座標を指定する必要がある。アルルの居場所がわからないのにこの針を打ち込むのは非常にまずい。
下手すれば彼女の心臓に突き刺さる可能性だって否定できない。親善試合とやらに殺人はいらないのだ。
そこで黒子に一瞬思考の時間が出来る。
黒子(やはり多重能力者と言わないと説明がつかない……!?威力もきっと今のは牽制程度。想像以上に使用する能力の幅が広そうですわね…!)
アルル「ダイアキュート!」
そこに光の中から一つの声が響いた。
黒子に警戒が走る。
どんな攻撃が来るか、と彼女は攻撃の方向を探すために回復しかけている視界に目を凝らす。
そして影程度しかわからないけれども視界が戻った時、黒子はアルルが両手を大きく上に掲げていることに気付いた。
――攻撃が来る。
急いで黒子は回避のためにもアルルの背後に回ろうとするが。
知らないとはいえ彼女は致命的なミスをした。ダイアキュートは攻撃技ではないこと。そのため、先ほど手を上に掲げていたのはダイアキュートの技のためではないこと。
アルル「ファファファイヤーストーム!!」
ダイアキュートの効果は、次の呪文の威力を増幅させること。
背後にふわりと現れた黒子の周囲は高温の炎に覆われていた。
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