過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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148: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/11/23(火) 21:26:58.21 ID:QjJiIigo
「で、次はどォする? オマエはまだ物足りねェと思ってンだろ?」

「もちろんです。そして、次の目標はお姉様にミサカを妹と呼ばせることです。
 昨晩はなかなか良いところまで行ったのですが、あとちょっとのところでツンデレが発動して失敗してしまったのです、
 とミサカはお姉様の手強さを痛感します」

「でもさ、ここからはもう普通に親交を深めて行くしかないんじゃないか?」

「俺もそォ思う。流石にもォ変な小手先は必要ねェだろ。
 アイツは素直じゃねェから表に出さねェだけで、内心はちゃンと妹だと思ってはいると思うぞ。あとは言わせるだけだ」

「まあ、その『言わせる』ってのが最難関なんだけどな……」

「そこで秘策を用意して来ました。……これです、とミサカは秘密兵器をお披露目します」

そう言いながら御坂妹が得意気に取り出したのは、何かの紙切れだった。
ばしんと音を立てながら机に置かれたそれをよくよく覗き込んでみると、それは第六学区に新しく作られたという遊園地のものではないか。
上条はそれを見て目を丸くすると、感心したような声を上げる。

「へえ、凄いじゃないか。これ、人気過ぎて入手困難なことで有名なんだぞ。よく手に入れられたな」

「ミサカたちが本気を出せばこんなものです、とミサカは自らの優秀さをアピールします」

「ふゥン。そンなにすげェところなのか」

「ああ、あなたは遊園地など行ったことがないでしょうから良い機会かもしれませんね、とミサカは思わぬ巡り合わせに驚きます」

「? 良い機会ってどォいうことだ?」

「……あれ、このチケット、四人分……?」

「はい。ミサカとお姉様とあなたたちで四人です、とミサカはチケット使用者の内訳を説明します」

「え、俺たちも行くのか?」

「当然でしょう、とミサカは当たり前のことを繰り返します」

御坂妹は何を今更とでも言いたげな表情でそう言い放ったが、当然そんなことなど初耳な二人は驚いた。
一方そんな二人の表情を見て何を勘違いしたのか、御坂妹は少し不安そうな顔をする。


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