過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/15(火) 20:10:19.60 ID:2woxd/9Lo
……しかし、止むを得ないとは言え、厄介なことになってしまった。
今は垣根帝督を撃破した直後なので比較的安全な状況とは言え、それでも彼がまだ狙われているということには変わりない。
これでは、きっと御坂妹まで巻き込んでしまうことになる。
それは、何としてでも避けなければならない。
一体彼女が研究所から追い出されているのはどれくらいの期間になるのかは分からないが、それまでの間、何とかして彼女を守らなければ。
「……とまあ、色々と不安を煽ってはみましたが、ミサカもそこそこ戦えると自負していますのでそこまで緊張しないでください、
とミサカは難しい顔をしている一方通行に語り掛けます」
「……そンなンじゃねェよ。それより、オマエはいつまで研究所に帰れねェンだ?」
「そうですね、それほど長い期間ではありません。三日と言ったところでしょうか、とミサカは追放期間を提示します」
「ふゥン……、まァ、それくらいならいけるか……?」
「…………」
ぶつぶつと独り言を言っている一方通行を見ても、御坂妹は何も言わなかった。
それどころか彼女は一方通行を無視して巨大な鞄を漁り始め、更にその中から毛布を引っ張り出しはじめる。しかも、何故か二枚。
「オマエ、なンだそりゃ」
「見てわかりませんか? 毛布です、とミサカは愛しいこのもふもふを見せびらかします」
「そンなことを訊いてンじゃねェよ。このクソ暑ィ時期に、なンで二枚も毛布なんか持ってきてンだ?」
「ミサカは寒がりなのです。ですが今回は特別に一枚あなたに貸し出してあげます、とミサカは懐の広さをアピールします」
「いらねェよ」
「遠慮なさらないで下さい。こんな固い地面に直に寝たら身体が痛くなってしまうでしょう、とミサカは親切心を発揮します」
「能力で保護してる。心配ねェ」
「なんて勿体ないことに能力を使っているのですか。
それでいざというときに頭痛になったりして、能力が使えなかったらきっと困りますよ? とミサカは諭します」
「……はァ、分かったよ。使えば良いンだろ、使えば」
「素直で何よりです、とミサカは説得に成功して満足します」
言いながら御坂妹が毛布を差し出すと、一方通行はひったくるようにしてそれを奪い取った。
御坂妹はそれを見て満足そうな動作をすると、自分用の毛布を身体に巻き付け、そのままその場にごろんと寝転がる。
「おいコラ、ちょっと待て」
「何でしょうか、とミサカは睡眠を妨害されて不機嫌になります」
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