過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/15(火) 20:12:05.07 ID:2woxd/9Lo
「そこで寝ようとすンな。他の部屋行け」
「何故ですか」
「この状況は客観的に問題があンだろォが! そンなことも分かンねェのか?」
「おや、それではあなたはミサカに手を出すつもりがあるのですか? とミサカはエロ親父のようなニヤニヤ笑いを浮かべます」
「うぜェ! ンなことする訳ねェだろォが、客観的に見ておかしいだろっつってンだ」
「ですが、ミサカが他の部屋に行ってしまうことによってミサカが襲われた時にあなたに気付いて貰えなかったら大変なことになります。
それともあなたはミサカが何者かに」
「あー! もォ分かったよ、勝手にしろ!」
「はい、勝手にさせて頂きます、とミサカは言い逃げして眠りにつきます。おやすみなさい」
有言実行、御坂妹はそれだけ言うと再び地面に寝転がった。
そして驚くべき寝付きの良さによって、彼女はわずか数秒で寝息を立てはじめる。
一方通行は御坂妹の寝顔をしばらく見守っていたが、やがて点けっぱなしになっていたランプの明かりを消して部屋の壁際へと歩いていく。
流石に彼女のそばで寝るのは悪いと思ったのか、それとも彼女に対する最後の抵抗だろうか。
ともあれ彼は部屋の壁際までやって来ると、御坂妹のように毛布をかぶり、壁に背を付けて座るとそっと目を閉じる。
彼は暫らく様々な考えを巡らせていたが、すぐに眠りに落ちていった。
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