過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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533: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/02/26(土) 00:53:09.78 ID:NyUj8khEo

「あら、ここに彼女は居ないわよ?」

「そンなン見りゃ分かる。似てるから便宜上そう呼ンだだけだ」

「……そう? とにかくそれはそれとして、これからキミに受け持って貰うのはこの子たちだから一応挨拶をしておいてちょうだい」

「……俺一人で、コイツら全部か?」

「いえ、まだまだ居るわよ。ただこの子たちの調整は毎日必要な訳じゃないから、一日当たり人数はもっと少ないけれどね。
 キミの今日の仕事は、この子たちの補佐を受けながらこの子たちの健康診断を行うこと。
 細かいことはこの子たちが知ってるからその都度尋ねれば良いわ。分かった?」

「……マジで言ってンのか?」

「もちろん。大マジよ」

芳川は最後にウィンクを付け加えると、「じゃあ後はよろしくね」という非常に簡潔で無責任な台詞を吐いてさっさと部屋を出て行ってしまった。
……無論、妹達の大群の中に一方通行一人を残して。



―――――



「一方通行、遊園地という場所はどのような場所でしたか? とミサカは感想を求めます」

「動くな。ちゃンと検査できねェだろォが」

「一方通行、いい加減その白い肌の秘訣を明かしなさい、とミサカはしぶとく食い下がります」

「オマエまだそンなこと言ってンのか。つゥか邪魔すンな」

「一方通行、次に来る時は食べ物を持って来て下さい。栄養剤生活はもう飽きてしまいました、とミサカはぶーたれます」

「ハイハイ、オマエらが大人しくしてたら考えといてやるよ」

「一方通行、やっぱりミサカも遊びに行ってみたいです。動物園という場所はどうですか? とミサカは提案します」

「……分かったから静かにしろ。集中できねェだろ」

「分かった、というのはミサカの提案を受け入れたということでしょうか? とミサカは期待に胸を膨らませます」

「いえ、この場合はただ単に黙っていてほしかったので適当にあしらおうとしただけでしょう、とミサカは期待を一刀両断します」

「はァ……。頼むからいい加減にしてくれ……」

「……あ、あの、一方通行、とミサカは恐る恐る呼び掛けます」

「今度はなンだよ……って、オマエか。どォした?」



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