過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/03/09(水) 21:00:48.39 ID:1p14awS4o
「そうか? まあ、いらないなら別に良いけど」
「やっぱり名前はもっとちゃんと考えて決めた方が良いだろうしね。って言うか、名前くらい自分で決めなさいよ。自分の名前でしょ?」
「えェー……。しンどい」
「……もうお前が良いなら何でも良いよ」
自分のことだというのにあまりにも無頓着な一方通行に、一同は呆れることしかできない。
上条はそういう彼の性質を矯正することをもう諦めてしまっているが、ここまで来ると流石に心配になってくる。
コイツは、こんなので将来大丈夫なのだろうか。
上条がそんなことを思っている一方で、ゲームセンター内をきょろきょろと見回していた一方通行がある一点で視線を止めた。
どうやら時計を探していたらしく、彼は時刻を確認すると外の様子と見比べてから御坂妹に向き直る。
「もォこンな時間か。御坂妹、帰るぞ」
「そうですね、とミサカはぬいぐるみを抱き締めながら一方通行の後に続きます」
「待ちなさい。せめてこれだけは訊かせてもらうわよ。……アンタたち、一体何処に住んでるの?」
静かに、しかし半ば脅しのような低い響きを持った美琴の声に、二人が同時に振り返る。
しかし御坂妹は特に何も考えずにすぐ口を開こうとした、が。
「第七学区の……むぐっ」
「余計なこと言うンじゃねェ。これ以上余計なことすンな」
「むう……、分かりました、とミサカは渋々了承します」
「往生際が悪いわね、逃がさないって言ってるでしょうが。ストーキングするわよ」
「頼むからビリビリはもうちょっと体面を気にしてくれ……」
こんな人の多いところで臆面もなくそう言ってのけた美琴を、上条がどうどうと宥めようとする。
しかし一方通行にも譲る気は全くないらしく、険しい表情で美琴を睨みつけていた。
「……オマエらは本当に何も分かってねェ。学園都市の暗部だぞ? オマエら如きが簡単にどうこうできるよォな問題じゃねェンだ」
「分かってるわよ。分かってて、覚悟した上で言ってんの」
「分かってねェ」
「分かってる」
「ま、待て待て喧嘩するな。こんなところで能力大バトルなんて繰り広げないでくれよ? いくら俺でも止められないからな」
上条が二人の間に割って入って必死に落ち着かせようと尽力しているが、雰囲気は険悪になって行く一方だ。
このままでは、本当にこんな場所で喧嘩を始めかねない。
……すると。
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