過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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61: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/11/02(火) 23:59:05.00 ID:f7rU0zwo
第七学区の喫茶店。
真っ赤な夕陽の光が差し込んでくる窓際の席に、一方通行と美琴の妹は座っていた。
二人用の小さな席に向かい合って座っている二人は、それぞれの注文した飲み物をのんびりと啜っている。

「美味しいですね、とミサカは一方通行に同意を求めます」

「いや、俺とオマエは注文したモンが違ェから分かンねェよ。
 つゥか御坂の妹……あァもォ御坂妹でイイな。で、その御坂妹が一体俺になンの用だ? わざわざこンな場所にまで連れて来てよォ」

「それは……、今日は、少々あなたに相談があって伺ったのです、とミサカはさっそく本題を切り出します」

「相談? 俺にか?」

我ながら、自分ほど相談相手として不適格な人間はそうそういないと思う。
そんな一方通行に相談しに来たとは、一体どういうつもりなのだろうか。もしくは、一方通行がどういう人間かを知らないのかもしれない。

「はい、相談です。とミサカは繰り返します」

「悪ィが、どォ考えても人選ミスだと思うぞ。何の相談か知らねェが、他当たった方が良いンじゃねェか?」

「構いません、とミサカはきっぱりと断言します」

「……まァ、そこまで言うなら聞くだけ聞いてやるけどよ」

一方通行は『美琴の知り合いに用がある』ということでここに連れて来られたのだった。
だが、それならせめて美琴の知り合い繋がりで上条にでも相談した方が良かったのではないだろうか?
……などと一方通行が考えていると、御坂妹が再び口を開いた。


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