過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/03/13(日) 00:09:35.46 ID:TFC+/ROzo
様々な音が飛び交うゲームセンター。
一通り遊び尽くして疲れた一方通行は、いったん上条と別れてゲームセンターの隅に設置してあるベンチに座っていた。
そばにあった自動販売機でコーヒーを購入すると、プルタブを開けて一気にあおる。
冷たいコーヒーは喉を潤し、ゲームセンターにこもった熱気の所為で熱くなった身体を冷ましてくれた。
「あら、アイツは?」
すると、ふと真横から美琴の声が聞こえてきた。
見やれば、美琴は何処かで見たことのあるカエルのぬいぐるみを抱いていた。例のクレーンゲーム限定のぬいぐるみだ。
「まだ遊ンでる。パズルゲームで知らねェ奴と対戦中」
「ふうん。アンタは何してるのよ?」
「見て分かンねェか? 休憩中だ。少し疲れた」
「じゃあ、隣良い?」
「構わねェよ」
一方通行の答えに礼を言うと、美琴はすとんと彼の隣に座った。
膝の上にのせたカエルのぬいぐるみが愛らしい。
「そのカエル、取れたンだな。……ゲコ助だったか?」
「ゲコ太よ! まったく、散々私が語ってあげた上に遊園地にまで行ったのに、まだ覚えてなかったの?」
「悪かったな、記憶力が悪くて。それより、それ取るのにどれくらい掛かったンだよ?」
「……五千円は使ってないわ」
「つまり、五千円近く使ったってことか。それだけ使えば十分だ」
「何よ、好きなんだからしょうがないじゃない。どうしても欲しかったのよ」
「別にオマエの趣味にケチ付ける訳じゃねェけどよォ。その為に上条を放って置くってのはどォなンだよ」
「……ど、どういう意味よ」
「良いことを教えてやろォか。御坂妹曰く、アイツは意外とモテるらしい。さっさと素直になっておいた方が後で後悔しねェと思うぞ」
「はあ!? 何よそれ!」
叫びながら、美琴が驚いてがたんと席を立つ。
幸い騒がしいゲームセンターの中だったので大勢の人の注目が集まるようなことは無かったが、それでもやはり恥ずかしかったのか、
美琴ははっと我に返るとそっと席に戻った。
「べ、別にアイツがモテようとモテなかろうと、私には関係ないわ。何なのよ、もう」
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