過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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663: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/03/18(金) 13:09:24.99 ID:1L/yEOX/o

「す、鈴科くんもやるようになったんやね……。良いチョップ持ってるやないか……」

一方通行と青髪ピアスの間にはかなりの身長差があるので頭頂部を狙った筈のチョップはそのまま青髪ピアスの顔面に直撃したわけだが、
それがクリティカルヒットしたらしい。青髪ピアスはふらふらとしながら鼻を押さえて蹲った。
流石にベクトル操作で威力増幅まではしていないが、チョップする手が痛くならないように手にだけ反射を展開させていたのでかなり痛い筈だ。

「取りあえず、オマエがとンでもねェ変態だってことはよく分かった。今更だが」

「それは違う! 僕はなあ、落下型ヒロインはもちろん義姉義妹義母義娘双子未亡人先輩後輩同級生女教師幼なじみお嬢様金髪黒髪茶髪銀髪
 ロングヘアセミロングショートヘアボブ縦ロールストレートツインテールポニーテールお下げ三つ編み二つ縛りウェーブくせっ毛アホ毛セーラー
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 包容力をぐはぁっ!?」

「変態確定」

「鈴科くん手厳しいなあ……」

早くも二撃目を受けた顔面を擦りながら、青髪ピアスがか細い声で呻いた。
どうやら今回も相当痛かったようだ。
しかし、一方通行はもちろん反省などすることなくその様子を眺めているだけだった。

「ところで、鈴科くんは学校通ってへんの?」

「ン。事情があって通ってねェ」

「そうなんか、勿体ないなー。素晴らしい青春を過ごせるのは今だけなんやで?」

「くっだらねェ」

「くだらんことあらへんよ、学生時代の体験って大切なんやで?
 鈴科くんがどういう事情で学校に通ってへんのかは知らんけど、無為に過ごすと後で後悔する羽目になるでー」

「…………」

青髪ピアスの言葉に、一方通行は黙り込んでしまう。
正直に言うと、彼だって別に学校に通いたくない訳ではない。けれど今の状況を鑑みれば、そんなことをしている場合ではないのは明白だ。
だから、一方通行自身が何を思っていようと他の誰が何を言おうと、関係が無い。意味も無い。

「っと、すまん。余計なこと言うたかな?」

「……いや、気にすンな。それよりオマエはさっさと行け。それとも一限すっぱ抜くつもりか?」

「おわ、もうこんな時間かいな! 小萌先生と一緒に居られる時間が減ってまう! すまんかったな鈴科くん、ほなな!」

「もォ寄り道すンなよ」



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