過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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822: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/04/17(日) 20:22:35.18 ID:Ud+X54BYo

白井は笑顔を崩さない。
けれど不良たちは、そんな彼女にも容赦なく襲い掛かってきた。

「ま、待て! その女は……」

しかしその中でたった一人、彼女に見覚えがあったらしい男が声を上げる。
が、時既に遅し。
本当にほんの一瞬の内に、白井は襲い掛かってきた不良を片付けてしまったのだ。

「まったく、愚かですこと。暗かったから分からなかったんですの? あなたたちに怪我させたのはわたくしたちですのよ」

言いながら、白井はぱんぱんと手をはたく。
彼女の目の前には、鉄釘によって服を壁に打ち付けられた不良たちがぶら下がっていた。
そしてそんな彼女の背後では、襲い掛かってこなかった不良が腰を抜かしている。

「さてっと、できれば善良な一般市民の自発的な協力を仰ぎたいのですが……。如何なさいますか?」

白井はくるりと振り返り、腰を抜かしている不良を見やる。
にっこりと笑っているだけの筈なのに妙な迫力を持っている彼女に、怖気づいた男は高速でこくこくと頷くほかなかった。





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