過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/04/23(土) 21:30:00.22 ID:gPO8oWVwo
「オイ、これもオマエのだよな?」
「へ? あっ、そうです! ありがとうございます!」
佐天は彼の手にある音楽プレイヤーを見るなり、大慌てでそれを受け取った。
ともすれば引っ手繰られたと表現しても過言ではない程の勢いに、一方通行は少し驚く。よっぽど大切なものなのだろうか。
「……あの、これの中身とか見えちゃいました?」
「見てねェよ、心配すンな」
「そ、そうですか」
一方通行の言葉に、佐天は密かに安堵しているようだった。
その意図が分からずに彼は首を傾げたが、知られたくないことのようだし詮索しない方が良いだろう。
「それじゃ、あたしもう行きますね。本当に済みませんでした」
「あれは俺も悪かったから、気にすンな。ただし、今度はちゃンと前見て歩けよ」
「はい、気を付けます」
佐天は丁寧に頭を下げると、何処かへと歩き去ってしまおうとする。
そして一方通行も風紀委員の支部へ行かなければならないことを思い出して歩き始めようとした時、唐突に引き留められた。
「あ、あのっ!」
「……何だ?」
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