過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/04/29(金) 21:34:04.77 ID:5TmlY6Ogo
「超驚きました。まさかただの超一般人が、あそこからこんなところにまで辿り着くとは」
絹旗最愛に連れられて、一方通行は研究所の外周部を歩いていた。
その慣れた様子に不審を感じるが、不思議なことに敵意や悪意は感じない。
だからなのか、一方通行は何となく彼女を突っぱねてわざわざ別行動を取ろうとは思えなかった。
「……オマエは何者なンだ?」
「超難しい質問ですね。まあ風紀委員の超少数精鋭バージョンだとでも思って頂ければ超結構です」
「風紀委員? 治安維持組織なのか?」
「まあそんなところです。一般には超知られていませんが、一応学園都市公認の組織なので超安心してください」
何だか余計に胡散臭くなった気がするが、一方通行は必要以上に追及しなかった。
今重要なのは、彼女の正体なんかではない。
「で、その自称治安維持組織が俺みてェな一般人にンなこと喋っちまってイイのかよ」
「超人手が足りないんです。そこで、あなたにご協力頂こうかと」
「俺に?」
「そうです。あなたは超……、えーと、大能力者ですよね? 超独力でここに辿り着いたことも含めて、そこそこの戦力になるとお見受けしましたが」
「その口調不便そォだな。超能力者か大能力者か分かりゃしねェ」
「ちょ、超うるさいです! そんなことより超協力してくれるのかくれないのか、はっきりしてください!」
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