過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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897: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/04/29(金) 21:34:30.72 ID:5TmlY6Ogo

「行くさ。当然だ」

即答したからか、絹旗は一瞬面食らったようだった。
しかしすぐに元の調子に戻り、にやりと悪戯っぽく笑う。

「超良い返事です。やはりそう来なくては面白くありません」

「あァ。宜しく頼む」

言って、一方通行は絹旗に向かって右手を差し出す。
そして彼女は、迷わずにその手を取った。
……思えば、一方通行がこうして自分から初対面の相手に歩み寄るのは初めてかもしれない。

「じゃァ、作戦の概要を教えてくれ」

「もちろんです。まず、私たちは超先行してキャパシティダウンやその他研究機材を超破壊します」

「先行?」

「はい、メインの襲撃は後発隊の麦野……私たちのリーダーに超任せてありますので、私たちはあくまで超陽動です」

「そンなンでイイのかよ」

「流石に超一般人にそこまで高度なことは求めていません。それに、陽動だって超立派な仕事ですよ? それなりに危険ですし」

「ふゥン」

一方通行が拍子抜けしたように軽い調子で答える。
と、唐突に絹旗が足を止めた。
彼は危うくその小さな背中にぶつかってしまいそうになったが、何とか立ち止まって彼女の様子を窺ってみる。



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