過去ログ - 五条「願わくば、もう一度貴女をこの手に抱きたい」
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睡眠不足
◆Uq2i1ARauU
[saga]
2011/01/07(金) 04:38:35.02 ID:Mz/9RFEo
「なんだと!?」
乗り手が飛んでくる『弾丸』を見て、驚きの声をあげる。
方向は的確、真っ直ぐ標的に向かっている。
このスピードだったら簡単にドラゴンまで届く。
ゴーレムを人のサイズに戻したとしたら、まさに自分は投げるのに適切な大きさの弾だろう。
全身全霊を篭めて投げられた弾には淀みなく力が伝わり、それは推進力に変換されたのだ。
百キロ超えのスピードを得た生きる砲弾。
それが自分だ。
五条「……!」
しかしそう思ったのもつかの間、自分の躯はドラゴンの真横に来ても勢いを失わない。
それどころかその傍を通り過ぎ、慣性に従うがまま遙か上空へと進ませ続ける。
止まらない躯はどこまでも風を切り、ロケットのように雲に向かう。
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