206: ◆IsBQ15PVtg
2011/01/07(金) 19:57:29.14 ID:4YCBLzk0
初春「そ、そんな……どうやったら会えるんですか!?」
さらに掴みかかる勢いで、必死になってしまっていた。
??「ソレは……分からない…。ボクと一緒にトモダチもいっしょにコノ学校に連れてこられタケド……見つけラれなかっタ……」
話すにつれて、声のトーンが落ちていく。
??「ダガ……時たま声ガ聞こエたりするんだ……。メッセージを書き残して……他の次元にいるトモダチに伝えることもデキルみたいダ……ダケド……それだけなんダ……」
初春「そ、そんなことしか……できないというのですか……」
今にもその場に崩れ落ちるかのように、全身から力が抜けていく。
――同じ場所にいるのに、会うことができない。
――声は聞こえるのに、会うことができない。
目の前の霊魂が話すことは到底信じがたかったが、本当だとするなら……到底耐え切れそうにない。
ただでさえ、不可解なことが繰り広げられている、この不気味な空間に一人でいるとなると……最悪精神が壊れかねない。
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