33: ◆IsBQ15PVtg
2010/12/03(金) 20:33:32.74 ID:H3VnwME0
黒子「行きますの……」
誰に話すわけでもなく、そんな独り言をつぶやきながら、本館へと歩みを近づけていく。
扉が開け放たれた先には、漆黒の空間が広がっていた。
黒子「うっ……」
思わずうめき声を上げる。
急激に頭が締め付けられる感覚に襲われたのだ。
本館の入口から重苦しい空気が漂ってきて、それが一気にのしかかる。
さながら、目の前には大きな怪物が口を開け、瘴気を吐き出しているように思えた。
目の前がふらふらとなって、倒れそうになるのををこらえながらも、一歩一歩校舎の中へ足を踏み入れる。
そして、何気なく入口の右側に目をやると――
黒子「ひっ!?」
目に飛び込んできたものに、思わず情けない声を上げてしまい――全身から力が抜けて、その場で尻餅をついてしまう。
そこにあったのは――1体の骨。
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