477: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/08(火) 17:46:06.60 ID:ugfH8VI00
初春「――派手に……血が飛び散っていますし……」
美琴「……そうね」
478: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/08(火) 17:46:39.16 ID:ugfH8VI00
美琴「……単なる怪我や事故で……亡くなったのじゃないかもね」
その遺体――頭に直径5pほどの穴が開いていて、そばに割れた眼鏡が落ちていた――から伸びる、無数の血痕。
479: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/08(火) 17:47:25.50 ID:ugfH8VI00
美琴(……白檀高等学校2年4組 袋井雅人……)
初春「その人も同じ高校のようですね。近くに落ちていました」
480: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/08(火) 17:47:52.84 ID:ugfH8VI00
初春「あれ……何か音が……しませんでした?」
美琴「さぁ?聞こえないけど?」
481: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/08(火) 17:48:21.34 ID:ugfH8VI00
初春「いいえ。今しましたよ。何か低い音ですけど」
美琴「空耳じゃないの?」
482: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/08(火) 17:49:36.48 ID:ugfH8VI00
初春「またしましたよ。何か言っている感じです……」
美琴「どうしたのよ。すきま風の音か何かじゃないの。初春さん、かなり神経質になってるよ」
483: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/08(火) 17:50:04.54 ID:ugfH8VI00
美琴「――!!」
確かに聞こえた。
今度ばかりは、聞こえた――はっきりと。
484: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/08(火) 17:50:43.02 ID:ugfH8VI00
485: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/08(火) 17:51:20.88 ID:ugfH8VI00
無数に声がした。
数人の――少なくとも3種類の――高さや声質が違う低音が……ただ響き渡る。
486: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/08(火) 17:51:56.97 ID:ugfH8VI00
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