552: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:27:43.50 ID:gyj0vDmf0
佐天「なにかの悪い冗談……じゃないよね」
黒板にでかでかと書かれた文字に――ただ、打ち震えるだけ。
力なく、近くにあった小さい椅子に腰を下ろす。
そして、何気なく頬をつねってみる。
佐天「痛っ!!やっぱ夢なんかじゃないか……」
目の前に広がっている光景――そして、その中にいるという現実をひしひしと感じて……落胆した。
佐天「ここ……ホントにどこなんだろ……」
あてもなく、周囲をぼんやりと眺め回す。
小学校の――それも廃校ということはなんとなく分かる。
傍には木製の引き戸が――ぴっちりと閉じられていた。
引き戸の上半分には、木製の格子が組まれていて、そこに曇りガラスがはめ込まれていた。
中にはガラスが割れていたりするものもあり――その一つに近づき覗き込む。
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