過去ログ - 黒子「おまじない……?」
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553: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:28:15.05 ID:gyj0vDmf0

 佐天(真っ暗で何も見えないなぁ……廊下みたいだけど……)

 曇りガラスの割れた隙間から目を離し、引き戸の取っ手に手を掛ける。
 そして、何気に横に引っ張ってみた――が。
以下略



554: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:28:55.90 ID:gyj0vDmf0

 佐天「何だ、あっちがいけるじゃん……」

 ため息をつきながら、前方の出入り口へと歩き出す。
 床が抜け落ちているたり、木材がめくれあがっている所があった。
以下略



555: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:29:46.05 ID:gyj0vDmf0

 佐天「ひっ……な、何これ!!」

 見てしまった。
 そして、驚きのあまり、反射的にのけぞってしまう。
以下略



556: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:30:14.83 ID:gyj0vDmf0

 佐天「……ほ、本当に……シャレにならないって……」

 縮こまらせた全身を小刻みに震わせていた。
 すぐにも立ち去ろうとするが、足がすくんで動かない。
以下略



557: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:30:49.26 ID:gyj0vDmf0

 佐天「ど、どうやらいけそうだね。ち、ちょっと借りますよ〜」

 声を震わせながら、マッチ棒を出して、箱の側面の茶色い側薬にこすり付ける。

以下略



558: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:31:21.19 ID:gyj0vDmf0




 『恋都のばか、
以下略



559: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:40:51.73 ID:gyj0vDmf0

 佐天「と、とにかく……行こう……」

 火を灯したロウソクを手にすると、ゆっくりと立ち上がった。
 遺体に背を向けると、そのまま出入口へと足を進める。
以下略



560: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:41:43.89 ID:gyj0vDmf0

 佐天「ここ……本当にどこなんだろ……」

 灯は一つも見えない。
 ただ、佐天の手にしているロウソクの炎と、背後から漏れる部屋の明かりが、ガラスに反射して映っているだけ。
以下略



561: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:42:33.48 ID:gyj0vDmf0

 廊下の床は、教室と同様に、所々に穴が開いていたり、机やガラスの破片やらが散らばっていたりしている。
 だが、進めないというわけでもなさそうだった。

 佐天(どっちに……行ったらいいんだろう……)
以下略



562: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/02/15(火) 22:44:33.72 ID:gyj0vDmf0
本日の投下はここまでです。

なお、以下の選択肢がこの後に続く形になります。

A:左へ行くことにした。
以下略



563:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/15(火) 22:49:16.70 ID:48kp4wrfo
乙乙



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