638: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:13:27.97 ID:YrqwQY6q0
佐天(さ、殺人鬼!?コイツに頭を殴られて!?)
そして――ゆっくりと振り上げられる鉄槌。
先に付着した血を床に滴らせて。
639: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:14:09.61 ID:YrqwQY6q0
??「ぐおおおおおおおお!!」
まるで獣のような咆哮が大男の口から木霊する。
同時に振り上げられた鉄槌は勢いよく振り下ろされて――
640: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:14:36.67 ID:YrqwQY6q0
??「……グルルルル……」
鉄槌を陥没から抜き、再度大きく振り上げる大男。
そして、すぐさま振り下ろした。
641: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:15:07.99 ID:YrqwQY6q0
佐天(逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ)
非常ベルがけたたましく鳴るかのように――
頭の中でただ逃げろという警鐘が繰り返される。
642: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:15:34.72 ID:YrqwQY6q0
643: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:16:02.96 ID:YrqwQY6q0
全身に激しい痛みが走る。
頭も例外ではなく、割れるような痛みが襲う。
体を動かすことなぞ到底出来ない。
あまつさえ、意識が薄れかかっていき、目の前が暗くなって――
644: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:16:30.41 ID:YrqwQY6q0
佐天(…………)
同時に目の前が急に暗くなる。
人影が――目の前に立ったような感じだった。
645: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:17:00.95 ID:YrqwQY6q0
佐天「……ひ……ひぃ……」
悲鳴を上げようとしたが、声が出ない。
避けようとしたが、激しい痛みのあまり、全身がまったく動かない。
646: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:17:41.08 ID:YrqwQY6q0
(暗転の後、背後にゆらめく廃校舎)
テーレレテテテレテー
647: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:18:08.78 ID:YrqwQY6q0
佐天(…………)
やや足早に先へと残っている床板の上を歩いていった。
なんとなくではあるが――まずいという予感がした。
648: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2011/03/02(水) 23:19:24.99 ID:YrqwQY6q0
……ギ……
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