842: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:47:37.10 ID:HgyAm96r0
あゆみ「他校の生徒の……死体ならたくさん見てきたけど……」
黒子「それ、ひとつお伺いしますの。その中に、お姉さまや友人がいましたの?」
843: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:48:36.21 ID:HgyAm96r0
黒子「…………」
何も言えなかった。
いや――どんな言葉をかけたらよいのか分からないといったほうが正確だろう。
844: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:49:07.73 ID:HgyAm96r0
その時、脳裏に浮かぶ。
845: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:49:55.94 ID:HgyAm96r0
あゆみ「……霊に引きずられて……壁に叩きつけられて、砕けたわ……」
846: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:50:41.39 ID:HgyAm96r0
黒子(破裂って……ん?)
一つのことが何気に思い起こされる。
847: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:51:16.31 ID:HgyAm96r0
黒子「うっ!?」
848: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:51:51.28 ID:HgyAm96r0
黒子「まさか……あの奥の肉塊が……貴女のご学友の……」
吐き気をなんとか堪えながら、あゆみの体を抱きとめた。
だが、そんな黒子の手も小刻みに震えていた。
849: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:52:27.93 ID:HgyAm96r0
あゆみ「う……ううっ……」
黒子の腕にしがみつきながら、いまだに泣きじゃくっていた。
落ち着くまでに、かなりの時間を要しそうだ。
850: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:53:26.28 ID:HgyAm96r0
それから――どれだけの時間が経ったのだろうか。
10分か、30分か、1時間か――いや、それ以上か。
時計を見たわけではないので、正確には分からないが――かなりの時間が経過したかのように思える。
851: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:54:01.36 ID:HgyAm96r0
黒子「とにかく、貴女のクラスメートを探すとしましょうか。わたくしも付き合いますの」
あゆみ「いいの?」
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