849: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:52:27.93 ID:HgyAm96r0
あゆみ「う……ううっ……」
黒子の腕にしがみつきながら、いまだに泣きじゃくっていた。
落ち着くまでに、かなりの時間を要しそうだ。
850: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:53:26.28 ID:HgyAm96r0
それから――どれだけの時間が経ったのだろうか。
10分か、30分か、1時間か――いや、それ以上か。
時計を見たわけではないので、正確には分からないが――かなりの時間が経過したかのように思える。
851: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:54:01.36 ID:HgyAm96r0
黒子「とにかく、貴女のクラスメートを探すとしましょうか。わたくしも付き合いますの」
あゆみ「いいの?」
852: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:55:02.13 ID:HgyAm96r0
黒子「ん?何ですの、これ」
怪訝な顔をして、落ちたものを拾い上げる。
853: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:55:50.47 ID:HgyAm96r0
黒子「は?どういうことですの?」
あまりにも妙なあゆみの態度に目を白黒させる。
854: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:56:36.28 ID:HgyAm96r0
あゆみ「そのせいで……鈴本さんがっ……!!」
855: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:57:19.83 ID:HgyAm96r0
黒子「あれ?」
ふと足を止めた。
856: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:57:58.28 ID:HgyAm96r0
あゆみ「……どうかしたの?」
黒子「わたくしが先程ここを通ったときは、閉まっていましたの」
857: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:58:46.04 ID:HgyAm96r0
黒子「先にわたくしが中の様子を見ますの」
あゆみ「わかった。お願い」
858: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 22:59:17.15 ID:HgyAm96r0
黒子「――ごくり」
固唾を呑み、恐る恐る教室の中に足を踏み入れる。
859: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/20(水) 23:00:20.62 ID:HgyAm96r0
??「あら、貴女は……」
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